中学部活動報告_220417

<中学部 大橋コーチ>

2022年度の千葉県中学生ラグビークラブU15大会が始まりました。2022年度の中学3年生にとっては、その中学ラグビー生活のほとんどがコロナ禍という環境で、思うように練習もできない中での大会参加となりました。つらかったと思います。

3日間で行われる大会の初日はNEC我孫子事業場ラグビーグラウンドにて開催されました。素晴らしいグラウンドをお貸しいただけましたNECグリーンロケッツ東葛の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。 天気としても暑すぎず寒すぎず、春の大会としては絶好のコンディションで各チームとも日ごろの成果を存分に表現してくれていました。

さて、我らが柏ラグビースクールが初日に対戦した相手は、いずれも強豪の千葉市ラグビースクールジュニアさん、浦安ラグビースクール中等部さんでした。両チームとも素晴らしい試合をありがとうございました。

特に千葉市ラグビースクールジュニアさんとの試合は、柏RS関係者はもちろん、周りの観客にも大きな感動を与える試合となりました。
強豪の彼らの激しいブレイクダウン、湧き出るようなオフロードパス、周りのチームと比較して一つ頭が抜け出ているチームだと思います。そんな中、柏RSのみんなは果敢にチャレンジし、特に前半は相手陣にくぎ付けにし何度もチャンスを作りました。 相手がハイタックルやローヘッドなどの危険なプレイでの反則を十数回繰り返し、シンビンも出してしまうような戦い方であったのに対して、規律よく戦い続け、素晴らしいファイトでした。
持ち込んだボールは確実にリサイクルし、ペナルティからのラインアウトも一つのノットストレートもなく、相手をひきずっての強烈なドライブと共に相手のジャッカルをかいくぐる玄人好みのダウンボール、そしてもちろん激しい千葉市さんの攻撃に対して勇気をもって前に出てのディフェンス。 多くのコーチから「こんなにもやれるんだ」と感嘆の声を引き出すようなプレイの数々でした。
直近の複数回の練習時に「ヨコヨコのコミュニケーション」という課題認識を設定しましたが、プレイ中も本当によく声が出ていて、コミュニケーションをとって戦ってくれていたみんなに感動しました。

メンバーが十分にいるチーム事情でもなく、ケガ人も多くいる状況の戦いです。慣れたポジションや決まったメンバーでの戦いができる状況でもありません。 つまりこれからもよりコミュニケーションが必要になってきます。味方にこう動いてほしい、そこ頼むよ、ズレろ、放れ、より質の高いコミュニケーションを続け、これからも一戦一戦成長していきましょう。

以上