Aカテゴリー活動報告_230219

<Aカテゴリー 大橋コーチ>
2月としては比較的気温も高めでしたが、海辺に近いエリアということもあって風が非常に強かったフクダ電子フィールドでの交流会:千葉市ミニラグビー交流戦でした。お招きいただいた千葉市ラグビースクール様、ともに交流いただきました常総ジュニアラグビーフットボールクラブ様、日頃の練習の成果を大いに発揮できた交流会となりました。ありがとうございました。

5年生6年生とも年度の後半に至ってチームの成長を大きく感じられた試合でしたが、次の学年、次のステージを目指すにあたってはチームとしておよび個人として課題も確認できたかと思います。毎週素早くアップいただいている動画を確認し、次の成長へとつなげていきましょう。

5年生は、少しだけの時間しかいられなかったのですが、スペースを使って戦おうというセイムピクチャーが描かれている素晴らしいボール運びを行っていたかと思います。こういう形でボールを運んだら、次はだいたいこうなる、という一連の流れがなんとなく個々人レベルまで落ちてきているような「雰囲気」がありました。「雰囲気」そう、「そういう空気」なんです。

⇒ アドバイスしてしまったのですが、「雰囲気」を感じたのなら、声でしっかり味方に伝えよう。左サイドの端っこ(エッジといいます)までボールを運んでゲインを切れたのなら、今度は大きく右オープンへ展開するか、真ん中付近で大きめの選手を当てて、さらに順目で右エッジを目指すとか、だいたい望ましい形は決まっています。自分たちのセイムピクチャーの場所へボールを届けられるよう、声でしっかり味方に伝えよう。

 

6年生は、いろんなメンバーが入れ替わり立ち代わりの状況でも大崩れせず、チーム一丸となって戦えたことがよかったと思います。常総さんとの二試合目かで相手が素晴らしいブレイクダウンを仕掛けてくる点に関して、一試合目からの流れで修正し、見事にボールを確保し続けていました。少し前の君たちなら、二人目三人目の寄りが遅い中、一人目は倒れるのが早い状況で見事にジャッカルの餌食になっていたかと思います。

一人目がしっかりドライブする、トライラックする、相手のジャッカルをかいくぐるようにヒップスイングしてシックスダウンボールする、二人目三人目は絶対に頭が下がらないようにしっかりお尻を落としてブレイクダウンへ突き刺ささっていく。中学生以上になっていけば、なんでもないことのように求められるプレイではありますが、約一年かけての集大成が表現されたプレイとなり、主にコンタクトセッションをアドバイスすることが多い大橋コーチとしては、みなさんの成長を本当に感じられてすごくうれしいプレイでした。頭を下げずにきちんと相手をオーバーしていこうとする心意気が素晴らしかったです。

一方、成長は見られたけれどもまだまだ伸びしろだと思う点にタックルがあげられます。タックルには十分な時間をかけて教えられなかったというコーチとしての反省点もありますが、「1.個のタックル」「2.チームディフェンス」としての双方に課題がある認識です。みなさん秋の頃よりはずいぶんとアップもできていて相手に間合いを与えないディフェンスができるようになってきました。あの頃よりかはタックル成功率も急激によくなっている事実もあります。

しかしながら、たとえばA君が素晴らしいアップをして相手にプレッシャーを与えてウチにうまく追い込んだにも関わらず内側から強いアップができていなくて仕留めきれないプレイがあったり、相手の連続攻撃をがまんしながらなんとかチームディフェンスで踏ん張っていても個のタックルとして足がしっかり踏み込んでいけずに足とひじが分離してしまっての「上半身だけタックル」になって捕まえられない・捕まえるのがやっと、というプレイもありました。

伸びしろがある、伸びしろがはっきりしている、ということはいいことです。この時期は毎週のように選手たちが成長していくのを楽しめる時期なので、次週以降にもさらなる成長を続け、3月の交流戦にて集大成を見せてください! 期待しています!!

<保護者の皆様>
本日も遠い中交流戦にご参加いただきありがとうございました。特に帰路は疲れもあってか相当長かった運転だったかとも思います。ありがとうございます。本文にも書きましたが、この時期は、毎週のように選手の成長がみられてコーチや保護者としてはすごく感慨深い時期でもあります。春からの成長をみると本当にそう思いますよね。柏ラグビースクールとしては2023年度中学部としては新たな船出をすることになりました。いろんな道がございますが、選手たちの成長を喜べるよう引き続きのご支援を宜しくお願いいたします。

 

以上