<Aカテゴリー 大橋コーチ>
2023年7月15日から17日までの三日間、二泊三日で長野県菅平高原にてAカテゴリーとしての夏合宿を行ってまいりました。三日間仲間たちと行動を共にすることによってプレイ面はもちろん、プレイ以外の部分においても、いろいろと価値観の共有が行えたのではないでしょうか。皆さん言葉に出してのコミュニケーションが苦手な中、こうして一緒の時間を多く過ごすことによって「あ、あいつはこう動くから、ぼくはこう動こうかな」といった相互に助け合う活動ができていくと思います。
6年生は「SEINANラグビーマガジンCUP 関東ミニ・ラグビー交流大会」に、5年生は「菅平ミニラグビー・ジャンボリー交流大会」に、それぞれ出場し、7月時点での(具体的には4月に新年度となって4か月目での)成長の状況を確認してまいりました。両学年とも合宿に向かうにあたって、「チームの目標」「個人目標」を定め、一日を終えたのちには「Good:今日、よかったこと(自分とチーム)」「Motto:明日、チャレンジしたいこと」にて振り返るプロセスにて成長を確かめあうようにしました。 あれがダメだったこれがダメだったとマイナスなことばかり考えるより、明日はこれをMotto頑張れるよう、といったプラスのエネルギーに変えていきたいですよね。 5年生の二日目の目標においては「プラスのキーワード」という声掛けの確認も出ていたところがうれしく思いました。
大橋コーチは、あまり練習に参加できていないのですが、主にディフェンス面やコンタクトといったプレイをコーチングすることが多いです。そうした立場の中で、選手たちの目標設定の中に、「攻めるディフェンス」や「壁を作って相手にプレッシャーを与え」といったキーワードが、それぞれの目標設定の中で表現されてきたことは個人的に大変うれしかったです。個人的に言い続けてきたディフェンス面の重要性がプレイヤー皆さんにも落ちていっていることが確認できました。 3か月間徹底的にヒップダウンを落とし込んできて、今年度のルール改正に備えてのトレーニングだということも伝えました。 6年生5年生とも、県外の強豪チームとこうした場で交流することによって、ディフェンス面の重要性に関しては、それこそ肌で感じることができたでしょう。 肌で感じなくとも、強豪チームが練習を行っている状況を見るだけでも非常に勉強になりました。あせりはしませんが「まだ柏はここのレベルまでコーチングはしていないな」と段階確認も行ったりしていました。
さて、学年それぞれ、「Good & Motto」は、いろいろあったかと思います。両チームに共通してお伝えできることは、お互いのプレイヤー同士の意思の疎通は、やっぱり声を出して伝え合って確認しあったほうがいいということ。 「こう動いてほしい」「こういう角度で来てくれ」「ウチたのんだ」「ソト任せた」などなど。相互に確認しあえば、もっともっと効果的に成長につなげていけると思います。 三日間という大切な時間をかけて、菅平高原という場所で過ごしてきた時間を、しっかりとした成長につなげてください。
<保護者の皆様>
菅平では、保護者含めて制限なく開催となる大会は4年ぶり(2019年以来)となりました。多くの保護者の皆様に応援に来ていただき、さらにはたくさんの心のこもった差し入れもありがとうございました。(コーチとしても大変ありがたく頂戴いたしました) 試合においては十分に力を発揮できなかったことも、涙を流したことも、逆に素晴らしいトライを生み出すこともできたことも、いろいろあったと思います。選手たちとよくお話をしていただいて三日間の成長を喜んであげてください。
また、熱中症リスクがある中での三日間でした。大量な紫外線を浴びていることも事実です。日焼けも大きな事象につながらないよう気を付けながら、引き続き選手たちのを支えていただき、お互いに成長を喜び合えたらと存じます。 引き続き宜しくお願いいたします。
以上