中学部活動報告_220424

<中学部 大橋コーチ>

2022年度の千葉県中学生ラグビークラブU15大会二日目は、松山下総合運動公園(印西市)での開催となりました。昨日の天気が変わってどんよりとした曇り空、むしろ肌寒さも感じるくらい、そして午後には冷たい雨も降りだしました。 コロナ禍、開催に向けて準備いただきましたスタッフの皆様、関係者の皆様、ありがとうございます。

本日の柏RSの対戦相手は、市川ラグビー少年団りとるキング中学部、そして、あびこラグビースクール中学部の皆様となりました。両チームとも素晴らしい戦いを見せていただきありがとうございました。

本日の一戦目となった市川戦は、柏RS側からすると大変残念な試合となりました。自分たちで持ち込んだボールをペナルティで相手ボールにしてしまい、相手の攻撃にはミスタックルでトライを奪われてしまう、また反則、また反則で、自分達のラグビーを何もすることができないまま、気が付いたころには、もう取り返しのつかない点差になってしまっていました。外で観戦していた我々ですら感じたのですから、フィールドで戦っていた皆さんは、「おかしい、おかしい、こんなはずじゃない」等、さぞかし混乱していたことでしょう。

一戦目が終わってキャプテンから「こんなもやもやして達成感のない試合って、もう二度としたくないよね!」という声がチームトークで聞かれました。本当にそうです。 コーチ陣からは、上記自滅の試合を振り返り、『反則をしないこと』 ただそれだけのアドバイスで、皆さんの戦い方の変化を見守りました。 ちょっと声がけの元気はないけれど、ポジショニングは悪くないし(ケガの選手が多くて層が薄いのはあるけれど)先週あれだけ素晴らしい試合ができたチームなのだから、彼らを信じるしかない、という気持ちでした。

午後には冷たい雨も降ってきた中でしたが、アップの段階から、皆さんの秘めた闘志は感じられる準備状況でした。『もう二度としたくない!』のキャプテンの言葉通り、一戦目の悔しさをしっかりとぶつけられた二戦目とすることができました。
やはり、K君のビッグゲインがこの試合を支えました。大きなストライドで果敢にチャレンジする、そこにS君やJ君がひたむきにサポートする。一戦目とは異なりしっかりとリサイクルできたボールにはJ君やS君がいいスピードで走り込んでくる。J君の人をずらしながら当たってゲインラインを越えてくるプレイ、S君のつかまれても相手選手を引きずってでも前に出ようとするドライブ。 K君の突破に、みんなでついていこう、そこから勢いをつけよう、FW陣が一体となってボールをつないでいました。
FWのがんばりをなんとか届けなきゃいけない、と、H君は走って走ってつなぎました。T君はそのFWの流れをK君やT君といったBKでのタテの選手をうまく使いつつ、A君やキャプテンH君が走り込むスペースへボールを届けていました。BK陣はS君、T君らがしっかり前に出ることによって、H君がフィニッシャーとしての役割を果たせるスペースを作ることが出来ました。FBでプレイした小柄なH君も果敢に足を絡ませるなどのプレイもありました。 T君はトライ後のゴールもきちんと決めてくれチームに勢いを与えました。

試合後のコーチからのフィードバックにもありました。「自分たちが目指すラグビーを実行できて、最後にフィニッシャーとしてのH君をスペースに走らせる、そのラグビーが実現できたことは、素晴らしいよね!」「そしてやっぱり勝てたらうれしいし、めざすラグビーがやりきれたら、楽しいよね!!」 本当にそうだと思います。 しっかり3試合の経験を踏まえて、成長に変えていってくれていることがなにより嬉しいです。 29日の金曜日は、集大成となるような試合をぜひ見せてほしいです。 このメンバーで戦える最後の試合となります。悔いのないように全力で闘い抜いてほしい。 それには、味方がトライを取った時や素晴らしいタックルをしたときは、もう少し喜び合って、チームとして盛り上げていこうね。

<保護者の皆様>
午後からは雨も降ってきてしまった中、本日も応援に来ていただきありがとうございます。保護者の皆様の応援が選手たちの背中を強く押してくれたと思います。 そして本日も差し入れをいれていただきありがとうございました。このチームとして戦える試合は、いよいよ29日が最後となります。最終戦もぜひ応援、宜しくお願いいたします。

以上